県下政務調査会長会議のヒアリング
2020/08/24
県議会自民改革会議の政務調査会のメンバーが県内を回っています。現在静岡県には67の自民党市町支部があり、この全支部から順番に政策要望や意見のヒアリングを行っています。
掛川市には大東、大須賀、掛川の3つの自民党支部がありましたが、平成17年の市町村合併時に私が中心になって1つにまとめました。しかし市町村は合併しても自民党支部はそのままというところも多く、未だに県内には67もの支部があります。
政務調査会のメンバーは泊りがけで県下8会場を回り、朝から晩まで要望を聞きとり、かつ県当局に回答をさせるという作業を続けています。早くも令和3年度予算に向けてのヒアリングが始まっているのです。本当にお疲れ様です。
かつて、要望の中で圧倒的に多かったのは道路や河川の整備要望でした。道路は危険の回避、地域の発展、地域住民の皆様の利便性の追求などからの要望で、河川整備は氾濫などの危険を回避したいという思いからの要望です。
この中で最近急増していたのが、河川堆積土の浚渫と河川や道路の除草要望です。川に堆積する土が目立つ様になってきました。山を守る人の減少と高齢化により、樹木の手入れが行き届かなくなり、山が荒れて保水力が低下し、温暖化による豪雨が加わり、土砂が流れ出る量が増えているのだと思います。
雑草もやはり草を刈る人の減少と高齢化により伸び放題、しかも温暖化により草が成長する速度が上がっていると感じています。
税金を投入してこれらに対応するのには限界があります。完全に対応するには莫大な予算が必要ですし、対応したとしてもまもなく元に戻ってしまいます。このままではいずれ河川は土に埋もれ、道路が雑草に覆われる日がやって来るかもしれません。草刈りの機械化を進めるなどの知恵を絞る時期です。
最近のもう一つの特徴は、これからの地域社会の在り方、多文化共生社会の構築、産業の育成などのソフト対策が増えていること、そして今年は新型コロナウイルス対策が目立っています。政策要望は減るどころか増える一方です。